The Complete Birth of The Cool (Capitol)
Miles Davis


  Birth Of The Cool
1.Move
2.Jeru
3.Moon Dreams
4.Venus De Milo
5.Budo
6.Deception
7.Godchild
8.Boplicity
9.Rocker
10.Israel
11.Rouge
12.Darn That Dream

  The Live Sessions
13.Birth Of The Cool Theme
14.Symphony Sid Announces The Band
15.Move
16.Why Do I Love You
17.Godchild
18.Symphony Sid Introduction
19.S'il Vous Plait
20.Moon Dreams
21.Budo
22.Darn That Dream
23.Move
24.Moon Dreams
25.Budo
Miles Davis(tp)
Sandy Siegelstein (flh)
Junior Collins(flh)
Gunther Schuller (frh)
J.J. Johnson (tb)
Kai Winding (tb)
Mike Zwerin(tb)
Bill Barber(tu)
Lee Konitz(as)
Gerry Mulligan(bs)
John Lewis(p)
Al Haig (p)
Joe Schulman (b)
Al McKibbon(b)
Nelson Boyd (b)
Max Roach(ds)
Kenny Clarke (ds)
Kenny Pancho Hagood (vo)

1948-1950 Recording



〜 世間の評価との違い 〜

 Miles の Capitol Studio Session 全12曲に、 Royal Roost からのライブで記録されたもの全てを加えて、1枚のCDに入れたものです。

 ライブの方もLP時代から色々な形で出ていましたが、それらを全て集めて、1〜2曲の未発表曲(ライブ)を追加したものです。

 個人的には、聴く立場としては、面白い演奏ではない。アレンジャーの立場では聴くべきものは沢山あるのだろうが、何か足かせが強すぎる。

 印象で、アドリブが生き生きとしていない。Shorty Rodgers などのWest Coast 派や、その後のアレンジに大きな影響を与えた、とのことで大きな評価をもらっているが、聴いてみてわくわくしない。ライブ盤の方がまだましではあるが、それでも例えば同時代の Parker に比べたら、わくわく度に雲泥の差。何で、この盤、そんなに評価が高いんだろう。Studio 盤の方は、元々はSP でバラで出されていたものをまとめて LP 化する時に Birth of The Coolのタイトルを付けたプロデューサー(ピート・ルゴロ?)のアイデアの勝利、でしょうか?

 ということで、皆さんも聴いた CD の感想を聞かせてくれませんか?


辛口名盤紹介 へ戻る